目盛りメモリーズ(旧One Click Say Yeah 2020)

音楽、映画、その他日常の生活からはみ出たもの、または日常そのもの

■KAREN DALTON - 1966

カレンダルトンの未発表音源集をLPで購入しました

1966 [Analog]

1966 [Analog]


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12弦ギターに咥え煙草。いいジャケット。
それこそLPがそのまま飾れそうです。


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微妙なサイズのポートレート付。


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「vocal,12-String Guiter,Banjo」っていうのが格好良い。
まず率先して選ぶことはない2つの弦楽器を操れるなんて!


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あんまりよく知らないけど、このLPはペイスト・オン・カバー仕様ということ。disc uninのページ参照
心なしか素材も硬質なのはそのせいでしょうか。
(下は普通のLP。ペラペラに感じる...)


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嬉しいことにmp3ダウンロードコードがついてました。


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delmorerecordingsのbandcampからdownloadページにアクセス。
ちなみにここのbandcampで1966の視聴も出来ます。


KAREN DALTONとの出会いは今は亡き高円寺のレンタルCDショップsmall music
フリーフォークなんつってVashti Bunyanみたいな伝説の歌姫的な人を探しまくって「Green Rocky Road」を借りました。


Green Rocky Road (Mlps)

Green Rocky Road (Mlps)

音楽の英才教育を受けていないような自分でも「この声、モノホン!」と直感する彼女の歌声。
なんというか、人間そのものが声を出してるというか。
オリジナル作ではなく、自宅でのひたすらバンジョーの弾き語りで時には電話のベルの音が遠くで聴こえたりと、
生々しい歌声が残っています。

実際その後借りた(借りてばっか...。)オリジナルアルバムよりもこちらの作品を愛聴しているくらいです。

で、本作ですが、上記の「Green Rocky Road」にテイストは近くて、自宅での弾き語りをポータブルレコーダーで録音したもの。
何と1STアルバムを録音する前の言わば正真正銘の「初期音源」である。

マニアにとっては感涙で大洪水ものだろう。
マニアではない自分でも泣いてるから!

勿論Katie CruelもGreen Rocky Roadも偶発とは別バージョン。
なんせ初期音源ですから。

愛聴しているくせにレンタルCDをiPodに取り込んで聴きまくってた後ろめたさが、
「1966」でようやくカレンに恩返し出来たと言うかなんというか...。

やっぱり申し訳ないよね。レンタルとか無料でDLとか、本当は。

でもそんな気持ちも既にこの世に居ない彼女には届くこともないので無意味そのものですが。


そもそも、この時代の女性シンガーのドラッグ中毒→他界のパターン、何なんでしょう。
悲しいというか、憤りを感じるわ。誰だよ!(殺したの!)
Vashti Bunyanが生きてるのが本当に奇跡と思える。