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One Click Say Yeah 2017

「何も言わない方がよっぽどマシ」

2013年ベストCD&ベストソングス

2014年
明けましておめでとうございます。

最近は全くブログも更新出来ていないのでこういうタイミングでしか書けないのですが、今年こそtwitterfacebookでの脊髄反射的な作業を抑えて、誰からも望んでいないからこそ淡々と、慎ましく、更新してきたいと思います。

2013年ベストCD5

5位 sebadoh「Defend Yourself」(CD/LP)

4位 V.A. 「あまちゃん オリジナルサウンドトラック」(CD)

3位 architecture in tokyo「Summer Paradise」(mp3)

2位 Yo La Tengo 「FADE」(CD/LP)

Fade

1位 電気GROOVE「人間と動物」

人間と動物(初回生産限定盤)(DVD付)

【総評】

sebadohは5位っていうのがベスポジな感じで「No.1じゃないけど相変わらずいいし、今後もこのクオリティーで新作出し続けてほしい」という絶妙なライン。1曲目の"I Will"が残りの曲霞むくらい良い曲、っていうのがロックバンドぽくて良い。
2013は来日もしましたね。大して盛り上がりもなくさらっと来てさらっと帰って行った印象ですが、実際僕も見に行きませんでした。見に行けなかった、というのが正直なところですがこれだけ好きなのに這ってでも行かないのは、自分にとって実はsebadohが「音源の人たち」だからなんだと最近気がつきました。
ライブでがっかりしたくないっつーか、なんかyoutubeとか見てると音源をそのまま演奏していて、そりゃそうなんだけど。自分にとっては「The Freed Weed」があって「Harmacy」があってっつー、他のアーティストと比べて音源の愛着が凄いんです。要は、音源めっちゃ聴いてるけどライブ見たいと思わない。...これっていけないことですか!?

4位は2013年のvaporwaveを象徴する1枚。ネット上にばら撒かれる多くのアーティスト、多くのvaporwave音源はまさに玉石混合の乱痴気パーティーで、その中で自分のストライクゾーンを見極めていく作業そのものを楽しみました。タダでこんなに楽しめるなんてインターネットって最高じゃん、という今さら感。ようやく本当の意味でネットでの音楽の楽しみ方を知ることが出来たような、そんな1枚でした。

2位のYo La Tengoは2000年の「And Then Nothing Turned Itselfinside Out」をようやく更新してくれたような、ジョンマッケンタイヤの手腕が冴える見事なアルバムでした。今年の来日が楽しみ。

まさか10年代になって、電気グルーヴが1位になるなんて90年代の自分では想像できなかっただろう。アーティストそのものがエンターテーメントで、且つ音楽的な奥行きやカタルシスやバカバカしさ、そういうハイブリットな感覚を持ちつつこのタイミングに最高のアルバムをドロップする、感動しました。正直なところiPodに入っている邦楽は数えるほどなんですが、これは聴きまくった。念願かなって初めてライブにも行き、まさに電グルイヤーでした。

http://instagram.com/p/WwqgR3MwOf/

2013年ベストソングス10

今年は趣向を変えて、アルバム単位ではなく曲単位で選びました。
というのも、環境の変化により家でじっくり正座しながら(最初からしてねーけど)音楽を聴くというのが極度に減り、仕事の行き帰りや移動中などがむしろメインになってきたことで、常に手動シャッフルしながら曲をチョイスしていくことが増え、音楽が生活の中に流れている単純時間は減ったもののその集中力たるやこれまで以上、そして本当にこの曲最高だという感触を電車の中や歩きながら感じてることが多くなりました。よってシンプルに「iTuneもしくはsoundcloudなどWEBストリーミングで聴きまくった曲たち」で選考したので、2013年以外も含まれます。この10曲は本当に何度も聴き、そして何度も救われたので、これらの曲を作った人たちはこの曲で一人の人間が生きてく上でそのたった数時間だけかもしれないけど救われてるんだってことを自覚してもらいたいと思います。(何様発言)

 

10位 Beck "Gimme"(2013/mp3)

Beck - Gimme - YouTube

 

9位 BARAMON"夏の喪服"(from「BARAMON」 2013/CD・LP)

 

8位 ガウディーズ"2012"(from「GLANCE AT THE GAUDIES」 2013/CD)
http://minaisozaki.wix.com/gaudiesofficial

 

7位 Postcard of Japan"keep a patchwork"(from「TIMING」 2013/CD)

 

6位 The Men"I Saw Her Face" (from「New Moon」 2013/CD・LP)


The Men "I Saw Her Face" (OFFICIAL MUSIC VIDEO ...

 

5位 Kodack Cameo "Dream Valley"(2013/mp3)

 

4位 天野春子(小泉今日子) "潮騒のメモリー"(2013/CD)

 

3位 少女隊 Forever -ギンガム・チェック Story- (from「春子の部屋 -あまちゃん 80's HITS- ビクター編」2013/CD)


フォーエバーpv ロングVer. - YouTube

 

2位 Ariel Pink's Haunted Graffiti "Beverly Kills " (from「Before Today」2010/CD) 


Ariel Pink's Haunted Graffiti - Beverly Kills ...

 

1位 MACHINTOSH PLUS"Untitled"(from「FLORAL SHOPPE」2011/mp3) 


MACINTOSH PLUS ≈ Untitled - YouTube



【総評】

大きく分けてJインディ枠、vaporwave枠、あまちゃん枠に区分けされるチョイスになりました。そして2013年はそういう年だったということで間違いないと思います。

あまちゃんに関してはまた改めて書こうと思いますが、3位の少女隊のPVがヤバ過ぎることだけは伝えておきます。これを超えるダサいPVを果たして作れるだろうか、と思いながらハマり過ぎて1日4,5回見てた事もあります。曲も凄く良いです。2014年、どのアーティストもいまだこのPVを超えられていないと思います。

7~9位は、近しい人たちが素晴らしい作品・素晴らしい曲を音源に残してくれたことでもうそれだけでそのバンドの存在価値はあると思うので応援してますとか頑張って下さいとか全く思ってないけど、また今年自分の会社の行き帰りにヘビーローテーションできる曲を生み落してくれたら嬉しいなぁと思います。

また、これは最近すごく思うのですが、自分のような人間、もしくわ地方とか子供の世話とか老人介護とか色んな利用でライブハウスに行くことが困難な人間でも、音楽を楽しむ権利はあると勝手に思ってるので、そういう人たちのためにも頼むから音源、作品を作ってくれって、真剣に思います。日々ライブをやって自分の存在意義を見出してるのかどうか知らないけど、いいバンドはなおさら音源、作ってくれ。

で、その「音源」というコンテンツにだらしなく、放漫に、垂れ流し続けているのが(既に終わっているという噂の)vaporwaveその他諸々のネット上に置かれている様々な音楽なのですが、vaporwaveはもともとクラブカルチャーからの派生みたいな括りなので、サウンドの感覚的な部分に依存している、簡単に言うと「センス」だけで作られている曲ばかりなので、主体性が無いことがかえって心地よいと感じるのです。ベストアルバムにも上げたarchitecture in tokyoや5位のKodack Cameoは、その他の曲ももう本当に聴きまくって自分が心地よいと感じるサウンドをまさに具現化してくれてます。この辺に関してはいくら書いても書き足りないのですが、「他人の音楽をそのまま借りて、それを別の曲と言い張る」ことの乱暴さや背徳感、そしてその裏にある音楽・ネットカルチャーそのものに対する絶望感がとてもスリリングであり、幻想的でもあると感じるのは、やや解釈が過ぎますかね。

1位のMACHINTOSH PLUSは今のところ、自分が知りうるvapowave関連の中では最高傑作です。
今でもDLできるので聴いたことない人は是非聴いて欲しいです。何にも無いんです、この中には!
上記の"Untitled"(song10)なんか究極的で、本当にある曲の断片をループさせて、BPMを落として深めにriverbかけただけ、それを全く異なる曲として再構築、再解釈しているだけなのです。それは心地よさと同時に、我々に音楽は幻想なんだってことを改めて思い知らしてくれます。ただ自分はその幻想の中に一瞬の安らぎを見出すだけ、それ以外に音楽に何を求めるのか、ということをしばし思うのです。

 

様々な素晴らしい曲を聴きながら、2013年はそんなことを考えてました。
2014年も新しい出会いがあることを楽しみにしています。

 


Zapp - I Only Have Eyes For You - YouTube